NEWS心の病と仏教

更新日:2011/04/21

前回からの続きです。

私たちは、気がつくと
自ら生みだしたバーチャルな世界を生きています。

心の問題とは、実は、その多くは、

この バーチャルな世界 と 現実世界 が、とてつもなく離れていて
苦しくて苦しくて仕方がない のが、固定化してしまった
そこから抜け出せない状態だと考えられます。

過去の栄光が忘れられない。
過去の失敗を悔やんでも悔やみきれない
トラウマ
将来への不安
自分は何のために存在しているのだろう
なぜ世の中は、自分の思い通りにならないのだろう
自分はもっと何かができるはずだ

などなど
あげればきりがありませんが。

これらはみな、現実ではありません
自らがつくりだした バーチャルな世界 です。

そして
それらの多くの困難や、大きな悩み身動きがとれなくってしまうとき
その思いの実現やその払拭ができなくなってしまったとき

まさに苦しみの虜になってしまうのです。

でも本当は、

私たちは、
今、ただ現実世界を生きているんです。
それだけなんです。
そのことに気づきましょう。
現実はもともと思い通りにならないものなんです。
私たちから現実に少しずつでも近づいていきましょう。

これが 仏教 です。

そして
いわゆる「 修行 」とは
現実へ近づいていくトレーニングのことなんです。

ですから、
仏教の修行とは、実はまさに、「 心理療法 」であるのです。

■追記です■
このお話は、4月8日ヒーリング・フラワー・デーで、
私が ショウセイさんの「 心の病についての講演 」 の前段でお話させていただいた内容です。

ですので、このまま!?
ショウセイさんのブログをご覧いただければと思います。

ショウセイさんのブログ
昨日は「 永正寺ヒーリング・フラワー・デーでした

■追記2です■
改めて、その時にお話しした内容を原稿に起こしてみると、
かなりの言葉足らずというか、説明不足でわかりにくく、

最低限の補足をしながらこのブログを書きましたが、

自分の未熟さを思い知っておりますm(_ _)m

次回に、
補足説明をしようと思っていますm(_ _)m


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です